薄着になりカラダの露出部分も多くなってくるこれからの季節、自分では目に見えない、手が届かない背中だけに後ろ姿が気になりますよね。
背中ニキビや汗疹はまだ梅雨も終わらず、でも太陽の日差しも強くなり、湿気と高い気温のせいで汗をかきやすくなるこの時期に多くなりがちだと思われていますが…?
背中の汗疹や肌アレの対策についてインターネットで検索すると、「清潔にする」「汗をかいたらすぐ拭く」「薬を塗る」といったところが多いようです。
これらは間違ってはいないものの、実は根本的な対策にはなっていません。
なぜなら背中ニキビとか汗疹とか名前はいろいろでも、肌アレの原因は実は「老廃物」なんです。
汗をかくことが原因なら、運動選手など一年中汗をかく機会の多い人や、お風呂にしっかり使ってお風呂上りに汗をかく人でも汗疹になることになりますが、どちらかというとそういう人は汗疹ができにくいと思います。
また、脇の下や膝の裏などの汗が乾きにくいところだけでなく、背中のど真ん中や腕にもできますし、むしろ背中の真ん中などは汗が溜まることはありません。
また、私がサロンで10年近く数多くのお客様を施術してきてわかったことは、背中や二の腕に肌アレのある人は季節に関係ないようです。またケアさせていただくと、夏になったからと言って肌アレがひどくなることもありません。
ということは、「汗」や「季節」は肌アレの原因の一つであるかもしれませんが、根本的な原因ではないと思われます。
そして、多くの方への施術を通してわかったことは、背中に限らず肌アレの原因は老廃物であるということでした。
例えば今回のお背中や肩甲骨周りは普段の生活では筋肉の動きが少ない部分です。更にデスクワークやスマホ操作などじっと動かさない時間が長いことでも血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすいんですね。
老廃物が溜まってくると肌の表面まで弱ってきて、皮膚が薄くなったりざらざらになったりします。
そのような状態の皮膚に汗がついたり衣服などで傷がつき、そこに汚れや雑菌がくっつくと真っ赤になるような肌アレが起きてきます。
汚れや雑菌を落そうと、お風呂でゴシゴシタオルなどで洗うと余計に傷がついてますます肌アレの原因になる場合もあります。